2013.08.09 Friday
ファブリス・デュポワ氏(フランスサッカー協会)来日レポート
『指導者のレベルアップをなしには、サッカーのレベルアップなし』ということで、この夏は、男子・女子共に育成に定評のあるフランスサッカー協会(FFF)にお願いし、来日頂いたファブリス・デュポワ氏〔エリート育成部門シャトールー校 校長〕。
今回の来日では育成年代の選手達をデュポワ氏に見て頂く機会を数多く持ちました。
その中で、デュポワ氏がトレーニングで伝えていた印象的な内容についてまとめます。
我々が携われる、指導者の方々に少しでもレベルアップのヒントになればという想いで開催させて頂きました。
★2008/2009がターニングポイント
フランスサッカー協会にも大きな変革があり、2008/2009シーズンにゲーム中心のトレーニングメニューに変更が行われたとのこと。一例ではあるが、週間スケジュールも以下のように変化。
★コントロールを大切に
技術については、コントロールの大切さについて。
特に『周りの状況に関係なくボールを足元に止めるな!』『スペースへのコントロールを意識しよう!』
周りの状況に合わせたコントロールへの大切さを伝えておりました。
★もっとスペースを『幅と深さ』
ゲーム形式のトレーニングでは、『幅と深さ』。
自然とボールによってしまうものだから、常に、幅と深さを意識してプレーすることの大切さ。
深さと幅を意識するために、横パス、縦パスだけではなく、特に斜めのパスを入れる事の大切さを伝えておりました。
★相手を見すぎない
出すよ出すよというスタンスで、相手を見すぎてはインターセプトされてしまう。見る時間をできるだけ短くすることで、インターセプトも逃れ、プレースピードも速くなるとも伝えておりました。
★日本人の姿勢
初来日のデュポワ氏としては、日本人選手の前向きに一生懸命取り組む練習態度に感心していた。
同時に、日本の練習時間が長い事も指摘してました。
練習は90分で十分。その90分の中で負荷量を上げていくことへのアドバイスがありました。
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